ダイエット食品として注目が高まっているオートミールですが、腹持ちもよくダイエットにも効果的で、近年では主食の代わりに食べる人も増えてきました。
しかしながら
一食30gにしています。3食のうち2食の主食をオートミールにしています。
体質に合っていないでしょうか?
最初は、下痢したけど改善された方いますか?
引用:Yahoo 知恵袋
のようなオートミールを食べて不調になった声も多数あります。
オートミールは、食べ方次第では消化不良を起こしてしまうこともあります。中には食べない方がいい人もいるので、食べる際の注意点や効果的な食べ方を、管理栄養士が詳しく解説していきます。
オートミールを食べると下痢をする原因
食物繊維の摂りすぎ
栄養成分表 (1食当たり) |
エネルギー | 炭水化物 | 水溶性 食物繊維 |
不溶性 食物繊維 |
ビタミン B群 |
オートミール(30g) | 105㎉ | 20.7g | 1.0g | 1.9g | 2.1㎎ |
白米(150g) | 234㎉ | 55.7g | ー | 0.5g | 2㎎ |
玄米(150g) | 228㎉ | 53.4g | 0.3g | 1.8g | 11.4㎎ |
オートミールを食べると下痢をする原因は、食物繊維の摂りすぎです。
注目してほしいのは水溶性食物繊維の量です。オートミールには水溶性食物繊維が玄米の約3倍も含まれています。
水溶性食物繊維は便を柔らかくして、排出しやすくしますが、摂りすぎると水分量が過剰になり、下痢を引き起こしてしまいます。
オートミールを食べ過ぎると下痢をしてしまうのは、水溶性食物繊維の摂りすぎが原因です。
またオートミールと牛乳を一緒に食べて、下痢をしてしまう場合は、ラクターゼという消化酵素の分泌不足で起こる、乳糖不耐症の可能性もあります。
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消化に時間がかかる
オートミールを食べて下痢をする原因は、消化に時間がかかることも挙げられます。
食物繊維の摂りすぎは、タンパク膜の形成を阻害して胃粘膜を荒らします。
これが消化不良の原因となり、未消化のまま腸に送られた食べ物は、水分をうまく吸収できないため、下痢の原因になります。
オートミールが合わない人
小麦アレルギーの人
重度の小麦アレルギーの人にはオートミールは合いません。
オートミールの原料はオーツ麦なので、直接的な原因にはなりませんが、製造や輸送の段階で小麦が混入する可能性があります。畑が隣接して混入する場合も考えられます。
オートミールで下痢をしたり、腹痛になってしまう原因は、アレルギーなどそもそも体質に合っていないことも考えられます。
食べる量を気にしない人
食べる量を気にしない人には、オートミールは合いません。
食べる量を気にせずに食べてしまうと、カロリーオーバーによりダイエット効果が期待できないばかりか、豊富に含まれている食物繊維の作用で、下痢や腹痛になってしまいます。
オートミールで下痢や腹痛を引き起こしてしまう原因のほとんどは、食べ過ぎによるものです。
オートミールを食べる時の注意点
オートミール以外の食物繊維を摂りすぎない
オートミールで下痢をしないためには、他の食品から食物繊維を摂りすぎないようにしましょう。
食物繊維の一日の摂取量の目安は、20g前後とされています。
1食当たりの食物繊維摂取量を7g程度と考えて、オートミールで約半分を補えているため、他の食材から摂取することを控えましょう。
特に海藻、野菜、果物は、水溶性食物繊維が多く含まれているため、食べ合わせを考えないと、下痢をしてしまうリスクが高まります。
夜遅い時間に食べない
オートミールは、夜遅い時間に食べないようにしましょう。
オートミールに含まれる食物繊維が消化できず、下痢につながってしまいます。
また胃腸が休まらず、睡眠中もエネルギーを使ってしまうので、睡眠の質が下がる可能性があります。
睡眠の質が低下することで、疲れも取れず、消化機能も低下して体調不良を招きます。
よく噛んで食べる
オートミールはよく噛んで食べることをおすすめします。
オートミールはおかゆのように、柔らかくして食べることが多いと思います。
食べやすいからと言ってかまずに食べてしまうと、消化不良につながり、下痢をする原因になります。
よく噛んで食べることで、消化も良くなり、満足感も得られます。
オートミールを適量食べた時のメリット
ダイエット効果
オートミールを主食に置き換えることで摂取カロリーを減らして、ダイエット効果が期待できます。
1食当たりのカロリーを比較すると、カロリー、糖質量ともに白米、玄米の半分以下になります。
オートミールは水を吸って膨らむため、30gでも十分に満足感を得られますし、豊富な栄養素もダイエットをサポートしてくれます。
1食当たり30gの摂取量を守ることで、カロリーを抑えつつ、体調不良を感じずに減量できます。
便通の改善
オートミールに含まれる不溶性食物繊維は便通を改善してくれます。
不溶性食物繊維は、水分を吸着して膨らみ、腸を刺激して、便通を改善してくれます。老廃物や有害物質を吸着して体外へ排出してくれます。
しかし食物繊維は消化に時間がかかるため、食べ過ぎると消化不良を起こして、下痢や腹痛の原因となることもあるので注意が必要です。
疲労回復
オートミールに含まれるビタミンB群には疲労回復効果があります。
ビタミンB群には代謝をサポートしてくれる働きがあり、オートミールには、白米の約2倍のビタミンB群が含まれています。
炭水化物だけを摂取しても、ビタミンB群が足りなければエネルギーに変えることができず、脂肪として蓄えられてしまいます。
オートミールを適量食べることで、不足しがちなビタミンB群を補給し、エネルギー効率を上げて、痩せやすい体を作ることができます。
まとめ
オートミールを食べ過ぎは、下痢や腹痛の原因になります。
しかし、食べ方や量を間違えなければ、腸内環境を整えるにはうってつけの食べ物です。
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