白菜のカビの見分け方とは?黒い斑点は食べても良い?黄ばみは大丈夫?

  • 2025年3月17日
  • 2025年3月26日
  • 食べ物

白菜は正しく保存すれば3〜4週間はもつ野菜です。
しかし、カットされているものは腐りやすいので、2〜3日以内には使い切るのがおすすめ。

とはいえ「冷蔵庫に入れておいて忘れてた!」というときや「ちょっと変色してるけど、まだ大丈夫かな…?」となるときもあるでしょう。

白菜は変色することがありますが、すべてがカビというわけではありません。
とはいえカビは比較的、見分けるのが簡単です。

ポイントは、においやさわった感触、葉のハリ感を確認すること。
直感で「これはまずいかも」と思ったら、やめておくのが良いかもしれません。

この記事では、白菜のカビの見分け方と、腐らせにくい保存方法をご紹介します。

これって白菜のカビ?食べたらヤバイ特徴から紹介

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白菜にカビが生えていたり腐っていたら、人体に悪影響があるため食べてはいけません。

カビを食べると吐き気や下痢をはじめ、食中毒を起こす可能性があり危険です。
さらに、カビの中には発ガン性のあるカビ毒を作り出すものもあり、冷凍や加熱をしてもすべての毒素がなくなるわけではないので、もったいなくても食べるのはやめましょう

まずは、食べてはいけない白菜の特徴からご紹介します。

腐った白菜の特徴①:ねばついている

葉っぱにねばりがついていたり、茶色くドロドロとした液体が出ていたら、腐っている証拠です。
購入してすぐでもドロドロと茶色く変色し始めることがあるので、特に夏場は要注意。

腐った白菜の特徴②:酸っぱい匂いがする

酸っぱいにおいがしていたら、腐っているサインです。
白菜が腐るときの腐敗臭は、鼻の奥をツンと刺すようなにおいです。
また、食べたときに酸っぱさを感じる場合にも、食べ続けるのはやめましょう。

腐った白菜の特徴③:カビがついている

白くてふわふわとしたワタのようなカビがついていたら、食べるのをやめましょう。
白菜は水分量が多い野菜なので、葉っぱが腐敗して黒くヘタり、葉っぱの先端に白いカビが生えることがあります。

腐った白菜の特徴④:葉っぱに異変がある

葉っぱが全体的に黄色く変色していたら、腐っているかもしれません。
葉っぱの一部が溶けてしまっている場合や、芯を中心に粘度のある汁が出ている場合にも食べてはいけません。
切り口全体の変色は問題があるとは限りませんが、葉っぱがところどころ変色している場合には腐っている可能性が高いです。

白菜のカビの見分け方を解説!食べても大丈夫な変色とは?

白菜は変色していても、カビではない可能性があります。
知らなければまぎらわしいのでしっかり判断する必要はありますが、腐ってしまった白菜とはと特徴が違うので、ポイントをしっかりおさえておきましょう。

食べられる白菜の変色①:「ゴマ症」による黒い斑点

ゴマ症」と呼ばれる黒い斑点は、カビや病気ではないので安心して食べて大丈夫です。

白菜の葉や芯の部分に黒いゴマのような斑点がポツポツみられたら、「ゴマ症」の可能性がたかいでしょう。
この斑点の正体はポリフェノールの色素で、肥料をあたえすぎた場合や、栽培時の天候不順などによく起こります。

人間のシミのようなもので、味や品質には問題はありませんが、気になる場合には取り除いても良いでしょう。

食べられる白菜の変色②:酸化による変色

切り口の部分が赤色、茶色、黒色に変色していることがあります。
これはカットした部分に含まれるポリフェノールが空気に触れ、酸化した状態です。

カットしたリンゴがすこしずつ茶色くなっていくのと同じ現象で、品質には問題がないので食べられます。
とはいえ気になる場合には取り除くか、煮込み料理やスープに入れて食べてはいかがでしょうか。

食べられる白菜の変色③:「緑腐れ症」による変色

葉っぱや芯の部分が一部だけ茶色くシミができる「緑腐れ症」は、食べても問題はありません。

原因はホウ素やカリウムが不足していることですが、品質には問題がないので食べられます。
しかし、見た目が悪いことをふまえると、取り除いてから食べるのも良いでしょう。

ねばり気があったり、おかしな匂いがしているときには緑腐れ症ではなく腐っているので、不安な要素があれば食べないようにしてくださいね

新鮮な白菜の見分け方とは?

新鮮な白菜

新鮮な白菜を選ぶときのポイントもおさえておきましょう。
白菜を丸ごと購入する場合には、内側の葉っぱの状態はわからないので、下記を意識して選んでみてください。

・ずっしりと重さがある
・葉どうしの密度が高い
・切り口が白い
・全体的にハリや水々しさがある
・葉っぱの巻きが強い

一方でカット白菜の場合には、内部が断面として外側に出ているので、鮮度を確認するのが簡単です。

新鮮なカット白菜:内側が明るく水々しい黄色

カットされた白菜の場合には、断面が平らで葉っぱどうしの隙間が小さいものを選ぶのがポイントです。
また芯に近い葉っぱは、黄色く弾力があると、新鮮な可能性が高いです。

白菜の葉は太陽の光をあびると黄色から緑色に変色するので、外側にある葉っぱは緑色になっています。
一方で光が当たっていない内側にある新鮮な葉っぱは、明るい黄色なのも特徴です。

黄ばんで茶色っぽく弱々しい黄色ではなく、明るくハリのある黄色が鮮度の証拠です。
新鮮な白菜を、しっかり見分けてくださいね。

白菜をカビさせない!適切な保存方法とは?

白菜は丸ごと正しく下記のように保存すれば、3〜4週間はもつ野菜です。

  • 丸ごと新聞紙に包む
  • 立てて保存する
  • 冬場以外は冷蔵庫に入れる

冬場であれば冷蔵庫に入れなくても、通気性の良い場所であれば新聞紙に包み立てて保管することができます。

カット済みの白菜の保存方法

カット済みの白菜なら、芯の部分を三角形にしっかりと切り落としてから保存しましょう。
芯が葉の栄養を吸収し成長しようとするのをおさえることで、傷みにくくなります。

丸ごと保存するよりも腐りやすいので、しっかりと密封して冷蔵庫の中で保存しましょう。
カット部分は水で濡れたキッチンペーパーで覆い、全体をラップでしっかり包むのがおすすめです。

白菜はダイエットにもおすすめの野菜!栄養素バツグン!

体重計に乗る女性

白菜は栄養素がたっぷり含まれている野菜なので、ダイエットにもおすすめです。

 

食事量を減らすダイエット中は、同時に身体が必要とする栄養素が不足してしまいがち。

白菜のような、カロリーが低いものの栄養素がたっぷり入った野菜はダイエットとも相性がバツグンです。

  • ビタミンC:免疫力アップ
  • カリウム:高血圧予防
  • ビタミンK:骨粗しょう症予防
  • ビタミンA:美肌効果

せっかくダイエットをしても必要な栄養素が不足すると、病気になるほか、健康的な痩せ方ができません。

効率的に栄養素を補給しながらダイエットをしたいなら、リバウンドをしにくいファスティングもおすすめです。

ファスティングについては、別記事で詳しくご紹介しています。

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【まとめ】白菜のカビの見分け方は簡単!安心して食べよう

白菜には「ゴマ症」と呼ばれる黒い斑点が出るなど、一見すると「腐った?」「カビ?」と思ってしまうような変色が起きます。
しかしすべてが腐食やカビではなく、食べても問題がないものもあるので、見極めかたを覚えておくと安心です。

白菜は栄養素がたっぷり入っていて、生でも食べることができる野菜なので、ダイエットのために食べる人もいるでしょう。
ただし、食べ過ぎると身体に悪影響が出ることもある野菜なので、過剰摂取はひかえてくださいね。

健康的に栄養素をとりつつ、リバウンドしにくい身体をつくりたいなら一度、ファスティングなどのダイエットに挑戦してみるのも良いかもしません。
白菜だけにこだわらず、視野を広げて自分にあう食生活を見つけてみてください。