ぶどうを食べた時の効果は?栄養成分と期待できる効能を管理栄養士が解説

  • 2024年8月27日
  • 2024年10月23日
  • 食べ物

甘くて美味しいぶどうには実は様々な栄養成分が含まれています。

どんな成分が含まれていて、どんな効果があるのか管理栄養士が詳しく解説していきたいと思います。

どんな効果がある

ぶどうを食べるとどんな効果・効能があるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

美肌効果

美肌

ぶどうには美肌にいい成分がたくさん含まれています。

  • ポリフェノール
    ぶどうに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ効果が期待できます。シミやシワの原因となる活性酸素を消去することで、肌のくすみやたるみを防いだり、肌の水分量を増やしたり、キメを整えたりする効果が期待できます。
  • ビタミンC
    ビタミンCには肌のハリ・弾力を保っている、コラーゲンの生成をサポートする働きがあります。 肌の弾力が保たれることで、「シワ・たるみを防ぐ」こともできるのです。また⽇焼けによってできるメラニン⾊素の⽣成を抑え、すでにあるメラニン色素も還元してくれるので、肌の美白効果も期待できます。
  • 有機酸(酒石酸)
    ぶどうに含まれる有機酸の一種である酒石酸には、皮膚の硬い角質を除去してくれる働きがあります。
    酒石酸は酸味成分で酸味のあるぶどうに多く含まれています。代表的な品種は甲州、べりーA、デラウェア、巨峰などです。これらのぶどうを食べることで、肌のターンオーバーが促進され美肌になります。

むくみの予防

むくみ予防

ぶどうにはカリウムが多く含まれているため、むくみ予防の効果が期待できます。

カリウムには体内の塩分濃度を調整してくれる働きがあります。ぶどうを食べることで、カリウムが塩分濃度を調節して、余分な塩分を排出してくれるので、むくみを予防することができます。

ダイエット効果

ダイエット

ぶどうに含まれるクエン酸はエネルギー効率を上げて、脂肪を燃焼させてくれます。

クエン酸はぶどう糖をエネルギーに変える働きをしてくれるので、細胞の新陳代謝が促進されて、エネルギー効率が上がります。これにより脂肪燃焼が促進されるので、ダイエット効果が期待できます。

集中力UP

集中力

ぶどうに含まれるブドウ糖は、脳のエネルギー源になり集中力UPには欠かせない栄養素です。

ブドウ糖は身体に吸収されやすく、すぐにエネルギーに変換できるため、ぶどうを仕事の前や勉強の合間に食べることで作業効率があがり、仕事がはかどります。

疲労回復

疲労回復

ぶどうにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝に深く関わっている栄養素なので、ぶどうを食べることは疲労回復に効果的です。

またビタミンB群は、クエン酸がぶどう糖をエネルギーに変える際にも必要な栄養素なので、積極的に摂取してエネルギー効率を上げていきましょう。

目の疲れを取る

眼精疲労

ぶどうに含まれるアントシアニンは、眼精疲労の軽減に役立つ栄養素です。

アントシアンはポリフェノールの一種で、赤・黒系のぶどうの皮に多く含まれています。 目の疲れを和らげるだけでなく、目の健康を維持するのにも役立ちます。 またアントシアニンには抗酸化作用があり、目の疲れを軽減するだけでなく、目の老化を防ぐ効果も期待できます。

目の疲れを取りたいときは皮を丸ごと食べられる赤・黒系の品種巨峰、ピオーネ、ブラックビート、クイーンニーナ、ゴルビーを食べましょう。

腸内環境を整える

腸内環境

ぶどうには腸内環境を整える効果が期待できます。

ぶどうに含まれるペクチンが、水溶性食物繊維の代わりに働くことで、便を柔らかくして老廃物の排出をしてくれます。これにより善玉菌が増え、腸内環境が整います。

腸内環境を整えたいときはペクチンが多い品種であるシャインマスカット、甲州路、ウィンク、瀬戸ジャイアンツを摂りましょう。

ぶどうの栄養素

ぶどうジュース

栄養成分(100g当たり) ぶどう(皮なし)生 ぶどう(皮あり)生
カロリー 58Kcal 69Kcal
タンパク質 0.4g 0.6g
脂質 0.1g 0.2g
炭水化物 15.7g 16.9g
カリウム 130㎎ 220㎎
ビタミンB群 0.29mg 0.35mg
ビタミンC 2mg 3mg
ビタミンE 0.3mg 0.6mg
食物繊維 0.5mg 0.9mg
ぶどう糖 7.3mg 8.4mg
有機酸(酒石酸) 0.6mg(0.4㎎) 0.7mg(0.4㎎)

ぶどうに含まれるポリフェノールの健康効果

赤ワイン

アントシアニン

ぶどうに含まれるアントシアンには視力回復、眼精疲労の予防効果があります。

眼の網膜には光や色を感じるロドプシンという色素があり、ロドプシンの合成が弱まると眼精疲労や視力の低下を招きます。

アントシアニンはロドプシンの再合成を助けるため、眼精疲労をやわらげ、視力の回復をサポートしてくれます。アントシアニンはぶどうの皮の主成分で、皮の色が黒いほどアントシアンが多く含まれています。

目の健康効果を実感したい場合には黒系のぶどうである巨峰、ピオーネ、ブラックビート、クイーンニーナ、ゴルビーを食べることがおすすめです。

レスベラトロール

ぶどうに含まれるレスベラトロールには美肌効果があります。

レスベラトロールは黒ぶどうの皮や種に多く含まれている成分で、抗酸化作用を持っています。この抗酸化作用により細胞が酸化することを防ぎ、老化を防いでくれる効果があります。これにより肌の弾力を改善し、乾燥によるシワや肌のたるみを予防します。

また血流を改善する効果もあり、シミ予防にも効果が期待できます。

レスベラトロールは種あり、皮ごと食べられる品種である安芸クイーン、紅瑞宝、ロザリオビアンコ、甲斐路、甲州に多く含まれています。

タンニン

ぶどうの皮に含まれるタンニンには老化防止効果や血管を健康に保つ効果が期待できます。

タンニンの抗酸化作用により活性酸素が抑制され、細胞が老化するのを防いでくれます。また血管が硬くなることを防いでくれるので、動脈硬化の予防にもなります。

皮にタンニンが多く含まれる品種は安芸クイーン、紅伊豆、巨峰、ブラックです。

いつ食べると良い?

食べる時間

ぶどうは朝に食べるのがおすすめです。ぶどうに含まれるブドウ糖は身体に吸収されやすく、すぐにエネルギーに変換できるため、朝ぶどうを食べることで一日をエネルギッシュにスタートできます。

まとめ

ぶどうに含まれる栄養成分には様々な健康効果が期待できます。皮つき、皮なしや品種によっても効能が異なるため、効果によって食べる種類を決めましょう。ぶどうを朝に食べることで一日をエネルギッシュにスタートすることができます。

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