夜遅い時間に食事をしなければならない時ってありますよね。
そんな時は何を食べればいいのか。夜に食べても太りにくい食材について解説していきます。
夜食べるといいもの
太らないもの(ダイエットにいいもの)
脂肪の吸収を抑えるもの
- 大根おろし
大根おろしに含まれる消化酵素は、消化を助けて、脂肪の吸収を抑えてくれます。大根に含まれるアミラーゼという消化酵素はでんぷんを分解する作用促し、消化を助けてく含まれるまたリパーゼという消化酵素は脂肪を分解してくれます。この酵素は大根をおろすことで劇的に増えるため、大根おろしは酵素の効果を最大限に引き出してくれます。酵素は熱に弱いので生で食べることをおすすめします。 - かぶ
かぶにも大根と同様に消化酵素アミラーゼが豊富に含まれています。アミラーゼは皮下に多く含まれているため、薄くスライスして生で皮ごと食べるのがおすすめです。生で食べることでカリウムやビタミンCなどの栄養素も同時に摂取することができます。 - 海藻
海藻に含まれる食物繊維には、糖や脂質の吸収を妨げる働きがあります。海藻のネバネバ成分は水溶性食物繊維です。水溶性食物繊維は糖や脂質の吸収を妨げてくれるだけでなく、糖や脂質を吸着して体外へ排出してくれる働きがあります。ドレッシングをかけることで油と酢の作用で栄養素が吸収されやすくなり、効果的に栄養を摂取できます。
脂肪燃焼を助けるもの
- 発酵食品
納豆
納豆に含まれる大豆サポニンは脂質の代謝を促進してくれます。
サポニンには強い抗酸化作用があるので、脂質が酸化するのを防ぎ、脂質代謝が促進されます。これにより体に脂肪が蓄積するのを防いでくれます。 - オメガ3脂肪酸
サーモン
サーモンには良質なオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにして代謝を上げてくれるので、サーモンを食べることで、脂質の代謝を促進して脂肪燃焼効果を高めてくれます。 - アミノ酸
たまご
たまごにはロイシンという必須アミノ酸が含まれています。ロイシンは体内で合成できないため食事から摂るしかありません。たまごに含まれるロイシンには筋肉量を維持して基礎代謝を高め、脂肪の燃焼を助ける働きがあります。ただしコレステロールが高めの方やアレルギーがある方は注意が必要です。 - ビタミンB群が多い食べ物
・きのこ
きのこに含まれるビタミンB群は脂肪を効率的に燃焼してくれます。ビタミンB群が不足すると、エネルギー代謝が効率的に進まずに、体内に脂肪が蓄積しやすくなります。
きのこからビタミンB群を積極的に摂取して脂肪を燃焼していきましょう。
・牛肉、ラム肉
赤みの肉にはビタミンB群のほかにカルニチンを多く含んでいます。カルニチンには脂肪燃焼を促進させる働きがあります。
赤みの肉を食べて運動することで、ビタミンB群とカルニチンの相乗効果で脂肪燃焼を促進することができます。
健康にいいもの
腸内環境を整えるもの
- 善玉菌を育てる
・玉ねぎ
玉ねぎに含まれるオリゴ糖や不溶性食物繊維は善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。オリゴ糖は熱や酸に強く消化されずに腸まで届くため、腸内でビフィズス菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。
不溶性食物繊維は腸を刺激してお通じを良くしてくれるので、腸内の老廃物を排出し、腸内環境を整えてくれます。
・甘酒
米麹甘酒には水溶性、不溶性食物繊維が両方含まれています。 甘酒に含まれる食物繊維は便のかさを増して、便意を促す作用があります。この働きにより腸内の老廃物を排出して腸内環境を改善してくれます。
また甘酒にはオリゴ糖も含まれているので、腸内でビフィズス菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれます。 - 善玉菌を摂取する
・キムチ
キムチは植物性の乳酸菌を含んだ発酵食品です。植物性乳酸菌は生きたまま腸に届きます。腸に届いた乳酸菌は悪玉菌に繁殖を抑制し、善玉菌を活性化させてくれるため、腸内環境が整います。またキムチに含まれる食物繊維も腸内の老廃物を排出してくれます。
・納豆
納豆に含まれる納豆菌は腸内の悪玉菌を抑えて、善玉菌を増やす力があります。納豆菌は熱や胃酸に強く生きたまま腸に届くため、腸内の善玉菌を活性化して腸内環境を整えてくれます。
・酢
酢に含まれる酢酸菌は、ブドウ糖をグルコン酸に変換する酵素を持っています。酢を摂取することでグルコン酸が善玉菌のエサになり、腸内で善玉菌が増えて腸内環境が整います。 - 食物繊維が多いもの
玄米、雑穀
玄米、雑穀には2つの食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えるのに適しています。水溶性繊維は水に溶けるとゲル状になり、便を柔らかくすすることで排泄しやすい状態にすることができます。また善玉菌のエサになり善玉菌の活性化や増殖をサポートします。これによって腸内フローラのバランス改善されます。 - ミネラルが豊富な食べ物
・野菜
ミネラルが豊富な野菜はパセリ、モロヘイヤ、小松菜、春菊、そら豆、枝豆です。
野菜に含まれるミネラルは腸内の吸収率を高めたり、余分なミネラルを排出する働きをします。腸内はアルカリ性のため、ミネラルが溶けにくく吸収されにくいので、野菜でミネラルを摂取することで、腸内細菌の働きをサポートしてくれます。また野菜に含まれる食物繊維が便のかさ増しをして、腸の動きを促進して排泄を促してくれます。
・果物
ミネラルが多く含まれる果物はみかん、グレープフルーツ、バナナ、すいか、メロン、キウイです。果物に含まれるミネラルも野菜と同様に腸内細菌の働きをサポートしてくれます。また果物に含まれる食物繊維は便秘の改善に効果的です。果物にはペクチンという食物繊維が含まれており、腸内の水分量を調整して善玉菌を増やす整腸効果があります。さらに果物に含まれるオリゴ糖が善玉菌のエサになることで、善玉菌が増え、結果として腸内環境が改善されます。
21時以降に食べていいもの
消化に良い食べ物
おかゆや雑炊
おかゆや雑炊は炭水化物でタンパク質や脂質より胃の滞在時間が短く、消化に負担がかかりません。おかゆは通常ご飯を炊くときよりも多めの水で炊くことで、消化吸収しやすいαデンプンに変化します。雑炊もご飯が柔らかく水分が多いため食べやすく、胃や腸を圧迫しませんが雑炊は味もついているので、かまずに食べてしまう可能性があります。夜遅くに食べるときは、よく噛んでゆっくり食べましょう。
高たんぱく・低脂肪・低カロリー
たんぱく質が多く含まれる食材は消化に悪いと思われがちですが、低脂肪のものを選んだり、細かく柔らかく加熱調理することで、胃腸への負担を減らし、消化の時間を早くすることができます。また高たんぱく、低脂肪の食材は食べても脂肪になりにくい利点があります。
・ささみ
ささみは低脂肪で高たんぱくな食材の代表です。カロリーを抑えて、代謝を上げてくれる筋肉の素になるアミノ酸を多く含んでいるので、夜遅い食事としては最適です。ただしたんぱく質は消化に時間がかかるので、細かくして、おかゆに入れ柔らかくして食べると消化に負担がかかりません。
・白身魚
白身魚は脂肪分が少なく胃腸に負担がかからないため、消化も早く、夜遅い時間に食事にはおすすめです。油を使わずに茹でたり、煮たりすることでさらに消化しやすくなります。タイやタラ、カレイなど白身で脂肪分が少ない魚を選びましょう。
・豆腐
豆腐は大豆の繊維質を取り除いたものなので、消化吸収が早く、胃腸にやさしい食べ物です。柔らかい絹豆腐を湯豆腐などにして食べることで消化されやすくなるため、夜遅くに食べても胃腸に負担がかかりません。
不溶性食物繊維が少ないもの
不溶性食物繊維は消化に時間がかかります。排出されない不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収してお腹のはりの原因となるため、夜遅くに食べるのは控えましょう。
・りんご(皮なし)
りんごは比較的、食物繊維が少ないので消化にいい食べ物です。夜遅くに食べる場合は、皮をむいてすりおろしたものを食べるようにしましょう。
・ところてん
ところてんは99%が水分でできており、炭水化物やタンパク質などの栄養成分がほとんど含まれておりません。糖質もほとんど含まれておらず、食物繊維で満腹感が得られるので、夜い遅い食事にはおすすめです。しかし食べ過ぎると食物繊維で消化不良を起こしてしまうので、注意が必要です。
・大根
大根には消化酵素のアミラーゼが含まれています。アミラーゼはでんぷんを分解して食物の消化を助けてくれます。夜遅くに食べる場合は、おでんなど温かいものがおすすめです。
夜食べるといい簡単レシピ
かぶと豆乳のポタージュ
【材料】
- カブ 小2個(300g)
- 玉ねぎ 1/4個(100g)
- 水 適量
- 豆乳 200cc
- 塩麹 大さじ1
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【作り方】
- 玉ねぎ、カブを薄切りにして鍋に入れ、水を加えて煮込む
- 柔らかくなったら豆乳を入れてブレンダーにかけ、塩麹で味を整える
※必要があれば牛乳か豆乳で濃度を調整する
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【ポイント】
野菜が苦手な子どもでも固形が無いからクセがなく食べやすい!優しい甘みでたくさん食べてくれますよ。
玉ねぎのオリゴ糖やカブの食物繊維が入っていて、夜遅い食事にもぴったりです!
まとめ
夜、健康にいいものを食べることで、太りにくい身体を維持することができます。消化にいいものを積極的に取り入れ、疲れた胃腸を労わりながら体調を整えていきましょう。
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